授業名:『モネの睡蓮と松方幸次郎』執筆者:寺村奈津子


 
内容私たち自らの人生をより充実したものにするために心豊かな生活に寄与する美術文化の意味や役割を考える。
用意するもの 電子黒板またはプロジェクターでつないだノート型コンピュータやタブレット端末型コンピュータ(1人1台かグループで1台)、国立西洋美術館、モネ、松方幸次郎の紹介プリント、松方幸次郎の年譜と言葉のプリント
活用することができると考えられる学年例 中学校第2学年及び第3学年,高等学校
一部又は全部を活用することが考えられる教科等例 美術、社会
おすすめの作品
  • 西 美
関連するキーワード
  • 図工美術キーワード:日本、諸外国、文化、時代、文化遺産
  • 他教科へのひろがりキーワード:日本、諸外国、文化、時代、文化遺産
授業の進め方(重要箇所★)
  1. 「鑑賞素材BOX」を使ってモネの「睡蓮」を鑑賞し,感じたことや考えたことなどを交流する。
     
  2. モネの「睡蓮」の作者や、この作品を所蔵する国立西洋美術館について知る。
     
  3. 睡蓮の作品を鑑賞しながら,自分自身がモネに伝えたいことを手紙に書く。
     
  4. 2~3人の小グループに分かれてそれぞれが書いた「モネへの手紙」を読み、他の人の感じたことや考えたこと,作品の解釈などについて話し合う。(★)
     
  5. 国立西洋美術館の母体の一部となった松方コレクションを築いたのが、日本の実業家である松方幸次郎であることや、美術作品のコレクションをするきっかけとなったこと,松方と印象派の巨匠クロード・モネとの交流について知る。
     
  6. 松方幸次郎のコレクションのきっかけやモネとの交流の話などから,私たち自らの人生をより充実したものにするために心豊かな生活に寄与する美術文化の意味や役割について考えてまとめる。(★)
身につけさせたい力
  • 作品の見方や感じ方を深める力
  • 文化理解を深める力
  • 社会的事象に関心を持って、多面的・多角的に考察する力


ⓒ JSPS KAKENHI 16H03110