授業名:『楽しみながら作品と会話しよう』執筆者:丸山 宏


 
内容 鑑賞の第一歩として、楽しみながら鑑賞の活動を行い、主体的に鑑賞の活動に向かう態度を育成する。
用意するもの 電子黒板またはプロジェクターでつないだノート型コンピュータやタブレット端末型コンピュータ(1人1台かグループで1台)、ワークシート、作品カード
活用することができると考えられる学年例 小学校、中学校第1学年
一部又は全部を活用することが考えられる教科等例 図画工作・美術、国語
おすすめの作品
  • 国際美
関連するキーワード
  • 図工美術キーワード:形、色、材料、日本、諸外国
  • 他教科へのひろがりキーワード:文脈、日本、諸外国
授業の進め方(重要箇所★)
    <活動①>
  1. あらかじめ教師がキーワードを使って作品を絞り、テーマを考えておく(キーワードは実施する校種、学年によって児童生徒が楽しみながら作品が選べるようなものを設定する。)
     
  2. あらかじめ袋に入れておいた作品カードから示されたテーマにかなうものを選ばせる。(一つはどのテーマにも関連しない作品を入れておいてもよい)
     
  3. 「鑑賞素材BOX」を使って選んだ作品を鑑賞し、その理由について話し合ってまとめる。(★)
     
  4. 各グループで発表する。
     
    <活動②>
  1. 大きなスクリーンにマックス・エルンストの「灰色の森」を投影する、またはタブレット端末に作品を配信する。
     
  2. 最初は一人で作品を鑑賞し、その後、二人一組で「私がこの世界の住人だったら」をテーマに、お互いで自分がその森の住人になった気持ちで作品に広がっている世界について自由に話し合う。(一斉授業の形態で行っても構わない)(★)
     
  3. 話し合ったことについて何人かに発表してもらう。
     
  4. 活動を振り返り、ワークシートに「作者マックス・エルンストが表現したかったこと」について書かせる。
     
身につけさせたい力
  • 主体的に鑑賞の活動に取り組む態度
  • 作品の見方や感じ方を広げる力
  • 豊かな感性や想像力
  • 自分の考えが伝わるように言語化する力


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